カニの名産地

カニはその生息域が非常に広い生き物ですから、日本中の川や海の何処でも見られます。
ただ全てのカニが食用とされるわけではありません。
日本のカニの中でカニの女王と呼ばれているのがズワイガニです。
ズワイガニは日本海に面する山陰地方から北陸地方で多く漁獲されますが、同じズワイガニでも地域によって「松葉ガニ(まつばがに)」、「越前ガニ(えちぜんがに)」、「間人ガニ(たいざがに)」、「津居山ガニ(ついやまがに)」などと呼ばれています。
ちなみに松葉ガにとは山陰地方で漁獲されたズワイガニの呼び名で、同じズワイガニが北陸地方で漁獲されれば越前ガニという呼び名になります。
間人ガニと津居山ガニはズワイガニが水揚げされる京都府間人港(たいざこう)と、兵庫県の津居山港(ついやまこう)の名前をブランドにしたものです。
日本海と並ぶカニの名産地は何と言っても北海道ですね。
お馴染みの「タラバガニ」、「毛ガニ」、「花咲ガニ」などは全て北海道が名産地です。
タラバガニは北海道を代表するカニですが主な漁場が現在はロシア領の為、稚内港など北海道の港に水揚げされるタラバガニの95%はロシア産です。
毛ガニはタラバガニと違って近海産も多く、稚内、枝幸、紋別、網走、羅臼、根室、釧路、噴火湾などに水揚げされます。
花咲ガニは根室の花咲港で水揚げされるのでその名前がつきました。
ゆでると鮮やかな赤色になるのが特徴で、味はズワイガニよりやや落ちますが美味です。
北海道ではオホーツク海産のズワイガニも水揚げされます。
その他私達が良く食べる「ガザミ(別名ワタリガニ)」は日本各地の内海で獲れ、昔は東京などでは子供のおやつとして食べられるほど豊富な漁獲がありました。
現代では佐賀県太良町の「竹崎がニ」が有名です。
珍しいカニでは世界一大きいカニと言われる「高足ガニ」は、静岡県沼津市の戸田港に水揚げされます。
味はまあまあというところですが珍しいカニなので、伊豆観光に行った時には一度食べてみてください。