ズワイガニについて

ズワイガニは日本海沿岸(山陰、北陸)から北海道、更には北太平洋、オホーツク海、ベーリング海まで幅広い海域に生息する大型のカニで、日本の他韓国、北朝鮮、ロシア、カナダなどの海域でも漁獲されます。
水深200m~600m位の深海に住み、卵から孵化後親ガニになるまで10年程度を要すると言われています。
日本国内では同じズワイガニが山陰地方では「松葉ガニ(まつばがに)」、北陸地方では「越前ガニ(えちぜんがに)」、と呼ばれます。
又、ズワイガニは日本各地で広く漁獲され国内ではカニの代名詞の様な存在ですので、各地で水揚げされる港などの名前をブランド名とした「○○ガニ」が数多く存在します。
例えば「間人ガニ(たいざがに)」、「津居山ガニ(ついやまがに)」などがその一例です。
ちなみに間人ガニは京都府の丹後半島にある間人港(たいざこう)に水揚げされたズワイガニで、津居山ガニは兵庫県の津居山港に水揚げされたものです。
この間人港と津居山港は京都府と兵庫県と言っても実は地理的にはすぐお隣同士ですので、ズワイガニの漁場は全く同じです。
つまり同じ漁場で獲れたカニをそれぞれの港で自分の所の名前を付けて、ブランドにしているわけです。
近くにある兵庫県の香住港(かずみこう)ではズワイガニの近似種の「ベニズワイガニ」が水揚げされ、これは「香住ガニ(かすみがに)」と呼ばれています。
ズワイガニは「カニの女王」と言われその上品な味は非常に美味ですので、かっては乱獲されて漁獲が激減しました。
現在は資源保護の見地から農林水産省の省令によって漁期が定められていて、新潟県以北の海域ではオス、メス共に10月1日~5月31日まで、富山県以西の海域ではメスの漁期が11月6日~1月10日、オスが11月6日~3月20日とされています。
尚、この省令の他に富山県以西の海域では漁業組合同士の自主規制によりもっと厳しい漁獲制限がされていて、実際の漁はこの自主規制に基づいて行われています。
ズワイガニは国産のズワイガニが活けガニ、ボイルガニとして流通している他、輸入されたズワイガニも広く流通しています。